「……最低」
彼女がそう言って僕を見下してくる。
心底冷たく、心底怒り、心底どうでもよさそうな冷たい視線。
組み伏せられ、喉元に刃を突きつけられた格好で、それでも彼女はこちらを“見下ろして”いる。
それは軽蔑だ。敵意と憎悪に限りなく近いにもかかわらず、相手――僕だ――がそれを向けるに値しないような取るに足らぬものであるから、軽蔑になる。
どうでもいいものが、意味もなく、不快で忌々しい事をした時に向ける、その視線。
「そうかい」
そんな軽蔑の視線を受けながら、僕は刃を振り上げ振り下ろした。
彼女の、橙ちゃんの喉元に、刺身包丁を振り下ろした。
■◇■◇■◇■◇■◇■◇■
「おにーいさん! こーんにーちわー!」
「ああ、橙ちゃん。今日のお代はこれでいい?」
「わ、サンマだ! ありがとー!」
僕の父の魚屋に橙ちゃんが出入りするようになったのはもう随分前の事になる。
魚を掠め取る猫への対処に四苦八苦していた父を見かけた橙ちゃんが、「ダメになりそうで捨てる魚をくれるのなら、猫を説得してあげる」と持ちかけたのだ。
効果は覿面で、廃棄する魚の一部を猫と橙ちゃんにくれてやるだけで、全く泥棒猫は姿を見せなくなったという。
僕が物心ついた頃には橙ちゃんはもう店を出入りしていたので、最初の仕事は彼女に報酬の魚を渡すことだった。
年齢は橙ちゃんの方がずっと上で、見た目だって十の僕と変わらないけれど、彼女は僕を「お兄さん」と呼んでいた。
けれど、僕は、名前を呼んで欲しくて。
もっと、親密に、呼んで欲しくて。
もっともっと、まっすぐ僕を見て欲しくて。
「あの、橙ちゃん、今度、僕と――」
と、なけなしの勇気を振り絞って声をかけてみる。
けれど結果は同じ。いつも同じ。
僕の話なんか聞いていなくて、魚を受け取るやいなやどこかへ楽しそうに駆け出していってしまっていた。
ため息を一つつくと、道端で猫が微睡んでいるのが見える。
「ほら、ちょっと来てみ」
声をかけてみる。その瞬間だけ猫はこちらに興味を示したけれど。
その耳が何か別の音を捉えたのだろう。明後日の方に顔を向けて駆け出していってしまった。
夕飯時、父に「猫って気まぐれだね」と話を振ってみた。
父が答えてくれた何気ない一言、それは、とても興味深い一言だった。
「まーな、でもあいつら尻尾踏まれたとか、そういうことだきゃ覚えてやがってなあ。こっち見てフー!ってよ。
挙句噛み付いてきやがるし――それでも何日かしたら忘れちまうがね。ホント気まぐれだよ」
■◇■◇■◇■◇■◇■◇■
「おにいさん、なに、やってるの」
四日後、橙ちゃんがまた魚を受け取りに来る日。
来る時間はわかっていたので、ちょうどやってくるその時間に、準備していたものを道にぶちまけた。
猫の死体、猫の死体、猫の死体、それと猫の死体。
こっそり調達して隠しておいたそれを橙ちゃんの前でぶちまける。
道を歩いていた人が悲鳴を上げた。
「したいからしたんだ」
なるべく下衆に、笑ってみせる。
なるべく憎悪を煽るように、なるべく憎まれるように、なるべく敵意を向けられるように。
「君もこうしてやる」
不意をついて橙ちゃんに襲いかかる。
組み伏せ、隠していた刺身包丁を喉元に突きつける。
表情は笑顔に固定。なるべく下衆に、なるべく憎悪を煽るように、なるべく憎まれるように、なるべく敵意を向けられるように。
「ひ、はは、はははははは」
下衆で、悪意的で、気狂いの笑み。
それを間近で見た、橙ちゃんは。
「……最低」
彼女がそう言って僕を見下してくる。
心底冷たく、心底怒り、心底どうでもよさそうな冷たい視線。
組み伏せられ、喉元に刃を突きつけられた格好で、それでも彼女はこちらを“見下ろして”いる。
それは軽蔑だ。敵意と憎悪に限りなく近いにもかかわらず、相手――僕だ――がそれを向けるに値しないような取るに足らぬものであるから、軽蔑になる。
どうでもいいものが、意味もなく、不快で忌々しい事をした時に向ける、その視線。
それは、期待していたものと少しばかり違っていたけれど。
納得はする。もともと興味も引けないようなちっぽけな僕には、燃えたぎるような憎悪よりも下衆への軽蔑のほうが勝るのだろう。
それでもいい。
それでも、彼女は今までで一番僕をじっと見つめてくれて――
「そうかい」
そんな軽蔑の視線を受けながら、僕は刃を振り上げ振り下ろした。
彼女の、橙ちゃんの喉元に、刺身包丁を振り下ろした。
しかし包丁は届かない。妖獣の身体能力は僕なんかよりずっと高く、その防衛本能はきっちりと命の危機を排除しようと動く。
振るわれた右手の鉤爪は、僕の喉を深く深く切り裂いた。
――それでも、彼女は今までで一番僕をじっと見つめてくれて、それは僕の意識が永遠に失われるまで、ずっと続いてくれたのだ。
■◇■◇■◇■◇■◇■◇■
その日白昼の路上で起きた陰惨な事件について、人間を殺傷した橙は咎められることはなかった。
複数の人間が魚屋の息子の凶行を目撃し、橙の行動が正当な防衛行動であると証言したためだ。
魚屋の主人も、店の表にばら撒かれたあまりにも凄惨な猫の死体を見て、それに納得せざるを得なかった。
橙は暫くの間、人里に近づくことを嫌がっていたが。
数ヶ月も経つとほとんどあの時の印象を忘れ去り、普段通りの生活へと戻った。
それでも魚屋の息子の話を振られると嫌悪と軽蔑を顕にして「あんなやつ」と吐き捨てていたが――――
やっぱり、しばらく経つとその印象すら薄れていつものようにはしゃぎまわっていた。
●『気まぐれな猫の気を引くための行動。』 這い寄る妖怪さん
いちご@参加 (2012-12-16 00:09:34)
どぞー。
這い寄る妖怪(参加) (2012-12-16 00:09:46)
よろしくお願いします
這い寄る妖怪(参加) (2012-12-16 00:09:54)
そして言い訳させて。
U.N.owen(参加) (2012-12-16 00:09:55)
個人的にかなり好き
メルルのナマニエ@参加 (2012-12-16 00:09:56)
ふーむ
南瓜(参加) (2012-12-16 00:10:09)
これはよくわからないなという感想が
いちご@参加 (2012-12-16 00:10:10)
言い訳を聞こう。
つくね@鈴仙と参加 (2012-12-16 00:10:12)
少年がここまで病むとか橙はどんだけ美少女なのかと
銀狐夜々@参加 (2012-12-16 00:10:23)
お前、猫を8匹かっている私にあやまれw
サバトラ@見学 (2012-12-16 00:10:26)
短編で、冒頭の再利用はかなり危険。
這い寄る妖怪(参加) (2012-12-16 00:10:34)
今回ストーリーが思いつかなかったんで100%手癖。
いちご@参加 (2012-12-16 00:10:40)
わかるわ。
南瓜(参加) (2012-12-16 00:10:49)
橙が美少女なのかとということなんですけど
いちご@参加 (2012-12-16 00:10:59)
かぼちゃさんが食いつくポイントがw
南瓜(参加) (2012-12-16 00:11:00)
ここまでさせるのに橙の何がいいかわからないんですよね
常@参加 (2012-12-16 00:11:11)
橙の軽蔑っていうお題は遂行されてたなぁ
つくね@鈴仙と参加 (2012-12-16 00:11:14)
再利用はあんまり気にならなかったかなー
サバトラ@見学 (2012-12-16 00:11:17)
私的に、今回の再利用は、ちょっと失敗してた感がしました。
いちご@参加 (2012-12-16 00:11:23)
それもあるし,猫を殺すまでのことか,と思うんだよね。
這い寄る妖怪(参加) (2012-12-16 00:11:24)
東方に美少女以外居るはずはないでしょう!
常@参加 (2012-12-16 00:11:24)
そう、きっと可愛かったんだろうなぁって思いました。
つくね@鈴仙と参加 (2012-12-16 00:11:26)
危険だ、というのはなんとなくわかりますが。
U.N.owen(参加) (2012-12-16 00:11:30)
無秩序型の犯人かなーって
メルルのナマニエ@参加 (2012-12-16 00:11:38)
サイコホラーとしては良作だと思いました
這い寄る妖怪(参加) (2012-12-16 00:11:41)
というのは置いといて、多分恋は盲目。
いちご@参加 (2012-12-16 00:11:54)
たとえ負の感情だろうと,こちらに目を引き付けたい,という流れはわかるんだけど
南瓜(参加) (2012-12-16 00:11:57)
何故この行動に至ったのかを含めて
銀狐夜々@参加 (2012-12-16 00:11:58)
でも、実際、これぐらいのこと今の奴はやりそうだよね
つくね@鈴仙と参加 (2012-12-16 00:12:06)
インパクトはありましたね、お題も満たしていますし。
いちご@参加 (2012-12-16 00:12:09)
それをさせるための猫殺しというイベントだけが不釣り合いに重いというか。
銀狐夜々@参加 (2012-12-16 00:12:12)
頭ぶっとんでるのはぶっとんでるし
南瓜(参加) (2012-12-16 00:12:13)
理解不能のサイコパスとしか捉えられなかったので
U.N.owen(参加) (2012-12-16 00:12:14)
ストーカー殺人にも少し似た面白い動機を持った殺人だなーと
U.N.owen(参加) (2012-12-16 00:12:22)
楽しめました
南瓜(参加) (2012-12-16 00:12:33)
背景とか考えがもっと欲しいと思いました
這い寄る妖怪(参加) (2012-12-16 00:12:40)
そんなに重いかな。<不釣り合いに
南瓜(参加) (2012-12-16 00:12:44)
行動のインパクトで目は引けるので
メルルのナマニエ@参加 (2012-12-16 00:12:44)
橙が美少女というより、少年が歪んでいたと解釈しました
いちご@参加 (2012-12-16 00:13:05)
何匹も猫を殺すという発想へ行く前に,なんかもっと良さげなのがないかなぁと思ったんだけど。
常@参加 (2012-12-16 00:13:24)
最初から少し狂気を仄めかすような
銀狐夜々@参加 (2012-12-16 00:13:27)
男の子の私室の描写があればよかったんでない? こう、壁一面に橙の写真とかお手製人形とか抱き枕とかあんの
いちご@参加 (2012-12-16 00:13:36)
ややさんらしくていいですね。
常@参加 (2012-12-16 00:13:38)
表現があると自然だったかな
這い寄る妖怪(参加) (2012-12-16 00:13:47)
少年は別に狂ってないよ
U.N.owen(参加) (2012-12-16 00:13:58)
突発的すぎたんですかね
メルルのナマニエ@参加 (2012-12-16 00:14:00)
いや狂ってますよ
銀狐夜々@参加 (2012-12-16 00:14:02)
へい、かじつさん。君、温室の裏
いちご@参加 (2012-12-16 00:14:06)
えっ
いちご@参加 (2012-12-16 00:14:28)
別に写真とかお手製人形とか抱き枕がややさんっぽいっていうんじゃなく
這い寄る妖怪(参加) (2012-12-16 00:14:32)
一番気の引ける行動を冷静に実行しただけ。
銀狐夜々@参加 (2012-12-16 00:14:33)
前から思っていたが、かじつさんの中の私らしいは歪んでいるw
いちご@参加 (2012-12-16 00:14:35)
持って行き方がみたいな。
銀狐夜々@参加 (2012-12-16 00:14:43)
ああ、なるほどね
常@参加 (2012-12-16 00:14:45)
なる。
メルルのナマニエ@参加 (2012-12-16 00:15:04)
その冷静さが非人間的で、狂っていると思うのですが
いちご@参加 (2012-12-16 00:15:13)
一番気の引ける行動なんだろうか,っていう部分が引っ掛かったんだろうか。
常@参加 (2012-12-16 00:15:25)
父親のセリフはインパクトありましたね
南瓜(参加) (2012-12-16 00:15:27)
マタタビじゃ駄目なんですか、とも思ったり
いちご@参加 (2012-12-16 00:15:45)
二番じゃ駄目なんですか のセリフを思い出した
這い寄る妖怪(参加) (2012-12-16 00:15:45)
君に見つめてもらえるなら世界を敵に回したって構わない! って皆ロマンだって言ってるのに。
南瓜(参加) (2012-12-16 00:16:03)
他が全部駄目でこれしかないというのが無いと、一番とは見えにくいですかね
這い寄る妖怪(参加) (2012-12-16 00:16:06)
なんでいざ世界を敵に回すようなことすると皆狂ってるっていうんですか。
いちご@参加 (2012-12-16 00:16:15)
猫殺してるし……
常@参加 (2012-12-16 00:16:27)
大体、超えてはいけない一線を超えると
U.N.owen(参加) (2012-12-16 00:16:29)
ああいうの有りだと思うのですけど……少数派?
いちご@参加 (2012-12-16 00:16:41)
何か釈然としないのは
常@参加 (2012-12-16 00:16:42)
狂ってるって思われるのかなぁ
常@参加 (2012-12-16 00:16:48)
(大体はいらない
サバトラ@見学 (2012-12-16 00:16:52)
「自動餌やり機」状態だったのかなぁ
いちご@参加 (2012-12-16 00:17:13)
キャラが自発的に考えた行動なのか,作者がインパクト重視で猫殺しというイベントを入れたのかが,読んでいてわからなかったから……かも?
サバトラ@見学 (2012-12-16 00:17:24)
つまり、無機物として扱われている気がした、とか。
メルルのナマニエ@参加 (2012-12-16 00:17:48)
うーん、やっぱり可哀想という感情が壊れていないと、生きている猫を殺すまではいかないと思うのですよ
銀狐夜々@参加 (2012-12-16 00:17:52)
ようは、登場人物の行動原理が描写不足で、伝わらないと?
いちご@参加 (2012-12-16 00:17:52)
橙側の行動を少年がどう捉えていたのか,もちょっと欲しいのかな。
つくね@鈴仙と参加 (2012-12-16 00:18:03)
やはり少年の心理描写が少なかったことが要点かなー
いちご@参加 (2012-12-16 00:18:07)
トラさんが書いたようなことを少年が感じていたのなら
這い寄る妖怪(参加) (2012-12-16 00:18:10)
ふむふむ。心理描写不足かー
いちご@参加 (2012-12-16 00:18:15)
猫殺しまである,とも思えたかも。
南瓜(参加) (2012-12-16 00:18:33)
心理描写が薄いので
南瓜(参加) (2012-12-16 00:18:46)
語り部に共感も反感も抱けないのはありました
這い寄る妖怪(参加) (2012-12-16 00:18:54)
単に割と少年がどうでも良かっただけ、のつもりではある。
銀狐夜々@参加 (2012-12-16 00:19:10)
少年「あ、猫可愛いなー。……でも、橙じゃない!」(ドスッ)「こいつも、こいつも、こいつも違う!」(ドスッ、ドスツ、ザシュ) ……みたいな
サバトラ@見学 (2012-12-16 00:19:14)
でも、作品としての完成度は高いですよね
常@参加 (2012-12-16 00:19:16)
ストーリー自体はしっかりオチもあって
常@参加 (2012-12-16 00:19:27)
読んだなぁって満足感がある
つくね@鈴仙と参加 (2012-12-16 00:19:41)
うん。
メルルのナマニエ@参加 (2012-12-16 00:19:42)
うん、45分で書いたとは思えない出来の良さ
這い寄る妖怪(参加) (2012-12-16 00:19:50)
それはない。そんな感情を向ける相手は殺せない<でも橙じゃない
いちご@参加 (2012-12-16 00:19:58)
ややさんらしくていいですね。
U.N.owen(参加) (2012-12-16 00:20:02)
とにかく印象に残りたかった、父親の言葉で猫は危害を加えられると一定の期間覚えてくれることを知った。だから同族を殺して本人に危害を加えることで今までの関係からの脱却を図った。
U.N.owen(参加) (2012-12-16 00:20:12)
と、私は感じました。
這い寄る妖怪(参加) (2012-12-16 00:20:14)
個性を認めたら多分殺れない。
銀狐夜々@参加 (2012-12-16 00:20:27)
ふーむ。そうなのかなぁ
つくね@鈴仙と参加 (2012-12-16 00:20:49)
どこまで織り込み済みだったんでしょうね、「それでも何日かしたら忘れちまう」とも聞いてるわけですから。
いちご@参加 (2012-12-16 00:20:50)
繰り返しの部分を止めて,それらを入れればよかったんだろうか。時間内に収めるということを考えると。
サバトラ@見学 (2012-12-16 00:20:53)
物、だと思うからこそ殺せるというのはありそうです
U.N.owen(参加) (2012-12-16 00:20:56)
違うかもしれないけど、私の印象です。
常@参加 (2012-12-16 00:21:04)
UNさんと同じく、そう読みました。ただやっぱりネコ殺しがちょっと唐突な気がしちゃう
メルルのナマニエ@参加 (2012-12-16 00:21:05)
猫を物と捉えることができるかどうか、の違いでしょうか
這い寄る妖怪(参加) (2012-12-16 00:21:13)
うむ、手癖だから自分でも手探り。
這い寄る妖怪(参加) (2012-12-16 00:21:53)
「橙に見てもらいたい」以外はどうでもいい。
南瓜(参加) (2012-12-16 00:22:20)
この少年ならこう考えてこう行動するだろう
南瓜(参加) (2012-12-16 00:22:32)
と言うのが作品から捉えにくいのは感じました
いちご@参加 (2012-12-16 00:22:39)
>こっそり調達して隠しておいたそれを
いちご@参加 (2012-12-16 00:22:51)
だから,少年が手ずから殺したとも限らない……
メルルのナマニエ@参加 (2012-12-16 00:23:12)
死体そこらに落ちてた?
いちご@参加 (2012-12-16 00:23:20)
拾って保管しておいた
南瓜(参加) (2012-12-16 00:23:26)
三味線屋から購入
銀狐夜々@参加 (2012-12-16 00:23:33)
猫の死体って、見付かり難いぞー
銀狐夜々@参加 (2012-12-16 00:23:40)
奴ら、ひっそりと死ぬから
U.N.owen(参加) (2012-12-16 00:23:44)
隠れて死にますからねー
メルルのナマニエ@参加 (2012-12-16 00:23:52)
ネコ殺しがちょっと唐突、というのは
サバトラ@見学 (2012-12-16 00:23:54)
しかも期間四日だから、集めるの大変では。
いちご@参加 (2012-12-16 00:24:01)
さすがに無理か
這い寄る妖怪(参加) (2012-12-16 00:24:06)
好きな人に刺身奢ろうと思ってさ、魚釣って捌いたとしてなにか思うかな。
メルルのナマニエ@参加 (2012-12-16 00:24:08)
ホラーだとしたらその唐突さはむしろ武器
常@参加 (2012-12-16 00:24:18)
先入観があって、
南瓜(参加) (2012-12-16 00:24:32)
魚とは違うと思います
常@参加 (2012-12-16 00:24:41)
私は父親のセリフを聴いて、主人公が橙に直接何かするのかと
サバトラ@見学 (2012-12-16 00:24:42)
私も、実はこの少年の感情については特に何も思わなかったです。サイコホラー作品なのか、とだけ。
いちご@参加 (2012-12-16 00:24:45)
ただ,どうせなら少年が殺された場合に,実は少年自身は猫を殺していなかったけど橙にそう誤解されたんだ,くらいの擦れ違いがあったほうが,私は好みかなぁ。
銀狐夜々@参加 (2012-12-16 00:24:49)
ところでさ、これそそわだと一般受けはしないよね
銀狐夜々@参加 (2012-12-16 00:25:12)
猫殺しの時点で嫌悪感かんじる人覆いと思うし
U.N.owen(参加) (2012-12-16 00:25:23)
好きな人は好きなんじゃないですか?
這い寄る妖怪(参加) (2012-12-16 00:25:25)
一般ウケするわけがないw
常@参加 (2012-12-16 00:25:26)
猫を殺すって間接的に思えたのです
いちご@参加 (2012-12-16 00:25:30)
人が死ぬのはよくても猫が死んだらダメなのか
メルルのナマニエ@参加 (2012-12-16 00:25:36)
まぁ、危険牌かなとは
U.N.owen(参加) (2012-12-16 00:25:44)
私猫好きですけど
銀狐夜々@参加 (2012-12-16 00:25:44)
動物愛護ってそんなもんですよ
サバトラ@見学 (2012-12-16 00:25:57)
あと、冒頭に答えがあって、「ああ、だからあの状況になったんだね」と思うと、唐突感も薄らぐし。
つくね@鈴仙と参加 (2012-12-16 00:26:01)
実はあの猫は全部橙が殺していて、それの隠し場所を暴いてぶちまけてやって「どうだお前の秘密を俺は知ってるんだぞ」系だったら、と今考えた。
這い寄る妖怪(参加) (2012-12-16 00:26:13)
いちごさんの言うすれ違いは「温い」と思う。
南瓜(参加) (2012-12-16 00:26:18)
あとちょっと思ったのが
いちご@参加 (2012-12-16 00:26:23)
そうかなぁ
銀狐夜々@参加 (2012-12-16 00:26:33)
ヒャッハーが死んでもなんとも思わないけれど、美形がしぬとお叱りの手紙がとどくでしょう
南瓜(参加) (2012-12-16 00:26:41)
橙に猫の泥棒をやめさせる力はあるのでしょうか
這い寄る妖怪(参加) (2012-12-16 00:26:46)
そんな温い感情で命を奪っていいはずがない。
這い寄る妖怪(参加) (2012-12-16 00:27:10)
作者がね。
サバトラ@見学 (2012-12-16 00:27:18)
動物を殺すことが特別視されるのは、人の理の外にいるからもあるんでしょうね。
つくね@鈴仙と参加 (2012-12-16 00:27:45)
幻想郷だとリアル閻魔様が来るわけだしなぁ
銀狐夜々@参加 (2012-12-16 00:27:49)
この当たり、作者の倫理観の違いかも知らんね
いちご@参加 (2012-12-16 00:28:00)
うーむ
南瓜(参加) (2012-12-16 00:28:10)
倫理観とかはどうでもいいというか
常@参加 (2012-12-16 00:28:22)
食べるでもなく殺すのは
這い寄る妖怪(参加) (2012-12-16 00:28:23)
こういうものを書くんだったら道場とか理解の余地が入るような必要はないと思う。それだったら殺さなくていいもの。
南瓜(参加) (2012-12-16 00:28:34)
インパクトに対して、その土台が弱いと感じました
いちご@参加 (2012-12-16 00:28:38)
私としては,むしろ猫殺しというイベントをインパクトあるものとして作者が持ってきただけのように見えたから
いちご@参加 (2012-12-16 00:28:53)
その見え方が演出的にまずいのでは,という技法的な意見だったんだけど。
いちご@参加 (2012-12-16 00:28:57)
倫理でなくて。
常@参加 (2012-12-16 00:28:59)
ああ、
這い寄る妖怪(参加) (2012-12-16 00:28:59)
ふむ。
いちご@参加 (2012-12-16 00:29:42)
もうちょっと理由づけがあれば,単にインパクト重視で持ってきたのではない,必要性ある猫殺しだと読む側にも受け取れるのではないか,的な話。
メルルのナマニエ@参加 (2012-12-16 00:29:48)
猫殺しは主題では無いですよね
いちご@参加 (2012-12-16 00:30:12)
やっぱり,アレじゃないか。
這い寄る妖怪(参加) (2012-12-16 00:30:17)
気を引くためにやった、以上の意味合いっているかな、この場合。
U.N.owen(参加) (2012-12-16 00:30:32)
私はいらないと思う
這い寄る妖怪(参加) (2012-12-16 00:30:35)
それより優先することって無いでしょ。
サバトラ@見学 (2012-12-16 00:30:44)
つまり、しぇーどさんとしては、
いちご@参加 (2012-12-16 00:30:47)
「何故猫を(何匹も,凄惨な形で)殺す必要まであったのか?」という疑問に対して
サバトラ@見学 (2012-12-16 00:31:00)
(読者の)気を引くためにやった ふうに見えた、と。
いちご@参加 (2012-12-16 00:31:11)
それをしてまで橙を振り向かせたかった,という「それをしてまで」という部分があったら,と思ったのね。
いちご@参加 (2012-12-16 00:31:18)
そうそう。
U.N.owen(参加) (2012-12-16 00:31:29)
なるほど
南瓜(参加) (2012-12-16 00:31:34)
それをしてまで~と言うのが欲しいとは感じます
常@参加 (2012-12-16 00:31:42)
たしかに
いちご@参加 (2012-12-16 00:31:48)
作者としては,やはり読者に与えるインパクトまで想定してイベントの軽重を考えて設置するわけだから
サバトラ@見学 (2012-12-16 00:31:50)
このパフォーマンスの矛先が、橙ではなくて読者に思えてならないので、どうだろう、という意見ですね。
いちご@参加 (2012-12-16 00:31:56)
それそれ。
這い寄る妖怪(参加) (2012-12-16 00:32:06)
そう受け取られるのかー
サバトラ@見学 (2012-12-16 00:32:14)
私もそう受け取りましたよ
いちご@参加 (2012-12-16 00:32:20)
なるほど,私が感じていたのはそれか。トラさんのおっしゃるところで合ってる。
サバトラ@見学 (2012-12-16 00:32:26)
だから、作品の流れとして納得してました。
常@参加 (2012-12-16 00:32:31)
腑に落ちた
メルルのナマニエ@参加 (2012-12-16 00:32:32)
インパクト強かったですもん
つくね@鈴仙と参加 (2012-12-16 00:32:32)
読者に対して、かー
這い寄る妖怪(参加) (2012-12-16 00:32:50)
そんなにインパクトあるかな、読者に。
いちご@参加 (2012-12-16 00:32:54)
でも先ほどの妖怪さんのご意見を鑑みるに,読者向けで猫殺しを選んできた,というのではないようですね。
U.N.owen(参加) (2012-12-16 00:33:03)
人によって感覚違いますからなんとも
這い寄る妖怪(参加) (2012-12-16 00:33:05)
これさらっと流されると思ったんだけど。
南瓜(参加) (2012-12-16 00:33:15)
一般論としてはあるのでは
南瓜(参加) (2012-12-16 00:33:20)
個人個人はともかく
いちご@参加 (2012-12-16 00:33:22)
むしろ,そのように命を扱うのは許されるべきではない,くらいの立場のようで
いちご@参加 (2012-12-16 00:33:33)
だとすると,やはり作者と読者のすれ違いはあったように思います。
サバトラ@見学 (2012-12-16 00:33:35)
やっぱ、「殺す」というパフォーマンスはかなりインパクトありますよ
南瓜(参加) (2012-12-16 00:33:41)
とりあえず死体を転がしておけば話は動くと先人も
メルルのナマニエ@参加 (2012-12-16 00:33:44)
その前のパートがやたら橙かわいい感じでしたので、落差も大きかった
這い寄る妖怪(参加) (2012-12-16 00:35:11)
話として、キャラクターとして必要があったから書いた、という認識だったのだけれど、ちょっと悪趣味過ぎたかな
いちご@参加 (2012-12-16 00:35:26)
いや,悪趣味だったかどうか……というのとは違うかな。
サバトラ@見学 (2012-12-16 00:35:33)
まさしく、話としては必要だったんだと思います
いちご@参加 (2012-12-16 00:35:56)
話として,キャラクターとして必要があった,というその「必要」をもう少し伝わるように書ければなお良かった,という感じ。
南瓜(参加) (2012-12-16 00:35:56)
悪趣味というかどうかではなくて
常@参加 (2012-12-16 00:36:20)
なんか引っかかるなあ、くらいでした。
南瓜(参加) (2012-12-16 00:36:21)
一般的にはインパクトのあるネタなので、その土台が浅いと表層的に見える
南瓜(参加) (2012-12-16 00:36:26)
と思いました
メルルのナマニエ@参加 (2012-12-16 00:36:48)
インパクトが強すぎて主題が霞んでしまった感じでしょうか
いちご@参加 (2012-12-16 00:36:58)
ふむ。それもある……のかな。
南瓜(参加) (2012-12-16 00:37:06)
悪趣味なら悪趣味で書き込んで心をえぐるというのもありでしょうし
這い寄る妖怪(参加) (2012-12-16 00:37:13)
少年の立場なら俺これやれるよ……とは断言まではしないけど、
いちご@参加 (2012-12-16 00:37:19)
なんだろ,感情のお題については充たしているから問題ないんだけど
いちご@参加 (2012-12-16 00:37:30)
それだけに,話題が別の気になるほうへ集中したって感じだね。
這い寄る妖怪(参加) (2012-12-16 00:38:20)
私達がご飯残してる時にアフリカで子供死んでるよ、位には遠いんじゃない?
いちご@参加 (2012-12-16 00:38:31)
えっ,マジですかね。
這い寄る妖怪(参加) (2012-12-16 00:39:08)
あくまで少年とシンクロしてる私としては、だけど。
這い寄る妖怪(参加) (2012-12-16 00:39:27)
猫殺しちゃだめだよ。常識的に考えて。
メルルのナマニエ@参加 (2012-12-16 00:39:42)
はい!
U.N.owen(参加) (2012-12-16 00:39:51)
猫は愛でるもの
つくね@鈴仙と参加 (2012-12-16 00:39:55)
そろそろ30分経過
這い寄る妖怪(参加) (2012-12-16 00:40:01)
かわいいよね猫!
いちご@参加 (2012-12-16 00:40:06)
さすがに次行くか。
銀狐夜々@参加 (2012-12-16 00:40:13)
というかね、食べる目的なく殺生は駄目です
這い寄る妖怪(参加) (2012-12-16 00:40:23)
長々失礼。そしてありがとうございました。
メルルのナマニエ@参加 (2012-12-16 00:40:39)
(殺したなら食べろ?
いちご@参加 (2012-12-16 00:40:40)
ではっ次!